
小浜島の美しいサンゴ礁を堪能できるアクティビティをご紹介!
目次
小浜島のサンゴ礁について知ろう
透き通る海に囲まれた小浜島は、色とりどりのサンゴ礁が広がる楽園。シュノーケリングやダイビングで、その神秘的な世界を堪能できます。
今回は小浜島で見られるサンゴ礁について詳しくご紹介します♪
◆小浜島でダイビングをする予定の方
◆小浜島でシュノーケリングする予定の方
◆小浜島で見られるサンゴについて興味がある方
小浜島ってどこにある?
小浜島は、石垣島と西表島のほぼ真ん中にあり、人口は600人未満の小さな島です。
島内一の標高約99mの大岳(うふだき)からは、島内や周囲の海を見渡すことができ、小さいながらも世界有数のサンゴ礁に囲まれた美しい小浜島を体感できます。
アクセス:小浜港から車で約5分
小浜島は八重山諸島の中心でもあるので、「八重山のてんぶす」(おへそという意味)とも呼ばれています。
NHKの連続ドラマ「ちゅらさん」の舞台になったことで、全国的にも有名になりました。サトウキビ畑と牧場が広がり、美しい自然と昔ながらの素朴な沖縄を感じることができます。
島ではたくさんの伝統行事が行われていますが、特に旧暦8月の戊亥のスクミから始まり、4日間行われる「結願祭(きつがんさい、キチィガン)」では、舞台で多くの芸能が神へ奉納されます。
『結願祭』を含む小浜島の芸能は、2007年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
小浜島で見られるサンゴの種類
小浜島を含む、八重山諸島で見られる主なサンゴをご紹介します。
ミドリイシ
ミドリイシ科のサンゴはとても多く、テーブルサンゴと呼ばれるサンゴはほとんどミドリイシ科で成り立っています。種類が多く、分類が難しいのだとか。
緑だけでなくカラフルな色をしています。
ハマサンゴ
ドーム状や岩のような形をしており、非常に丈夫で長寿命。白化や台風などにも比較的強く、リーフの内側などで安定的に見られます。
リュウキュウキッカサンゴ
リュウキュウキッカ(琉球菊花)サンゴは、キャベツのような形をしています。カーネーションやバラにも見えますね。
その名の通り、海に咲くお花のよう。
小浜島で見られるサンゴの実態
とてもきれいなサンゴ礁ですが、様々な要因により危機的な状態となっています。
状況が改善されない場合、世界の3分の1のサンゴが絶滅してしまう可能性があると言われています。
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地球温暖化によるサンゴへの影響
サンゴへの悪影響の一つが、地球温暖化による海水温の上昇や海面上昇などの環境ストレスです。
また、海洋汚染による富栄養価(リン・窒素栄養塩類が増加すること)などの、地域的な環境ストレスも。
地球温暖化により海水温が上がると、サンゴと共生している褐虫藻(かっちゅうそう)がサンゴの体内からなくなるため、サンゴの骨格が透けて白化します。
そのままの状態が続くとサンゴは栄養を受け取ることができなくなり、死んでしまいます。
大型台風やオーバーツーリズムの影響も
その他、大型台風による物理的な破壊や、濁った水の流入がサンゴにダメージを与えることがあります。
また、日焼け止めの成分やプラスチックごみなど、化学物質や海洋ゴミも白化の一因に。
過剰な観光による踏み荒らしやアンカー投下などの人為的ダメージもあります。
環境省は、サンゴ礁生態系の保全の基本方針を示すと共に、具体的な行動を示すものとして、「サンゴ礁生態系保全行動計画」を策定しました。
エコツーリズムの推進や、土砂や汚染物質の発生源への対策を行う総合的な管理、食害生物の除去にも取り組んでいます。
ひとりひとりが意識して行動することで、海の恵みの未来を守りましょう。
小浜島でサンゴ礁を見られる
おすすめアクティビティ
小浜島は、日本最大級のサンゴ礁群「石西礁湖(せきせいしょうこ)」に囲まれた島です。石西礁湖には400種類を超えるサンゴが生息しています。
そんな、貴重なサンゴたちを観察できるおすすめアクティビティをご紹介します。
小浜島シュノーケリング
たくさんのお魚ときれいなサンゴ礁を楽しめるアクティビティとしてオススメなのは、なんといってもシュノーケリングです!
絶滅危惧種に指定されたマンタやウミガメが行き来するスポット、テーブルサンゴやエダサンゴが美しい海域や熱帯魚が多く生息するスポット、とても透明度が高く海中でも視界50mを超えるスポットなど、楽しみ方はさまざまです。
寒い時期でも水温が20度を下回ることがほとんどないので、ウェットスーツを着用していれば、問題なくシュノーケリングを楽しめます。
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小浜島ダイビング
海上から海底が見渡せるほど透明度が高いため、小浜島はダイビングにも最適なスポットです!
小浜島でダイビングを体験する方の約8割が初心者。
体験ダイビングであればライセンスも不要で、インストラクターが耳抜きや息継ぎの練習、ウェットスーツの着用方法などていねいにレクチャーしてくれます。
基本的には水着以外の持ち物も一切不要ですし、初心者でも泳げない人でも、安心安全に楽しめます。
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小浜島のサンゴ礁を楽しむための注意点
たくさんの生き物やサンゴ礁を見ていると、ついつい夢中になってしまうことも…。
小浜島の美しい海と豊かなサンゴ礁を守るためにも、きちんとルールを守って楽しみましょう。
むやみに触らない・踏まない
サンゴ礁は植物のように見えますが、実は動物です。クラゲやイソギンチャクの仲間で、刺胞動物(腔腸動物)に分類されています。
サンゴ礁の成長にはとても時間がかかり、1年間にほんの数センチしか伸びません。そのため、触ったり、踏んだりすると大変です。
ゴミは必ず持ち帰る
発生したゴミは必ず持ち帰りましょう。実はサンゴ礁に一番悪影響を与えているのが、私たち人間です。
開発による赤土の流出や埋め立て、生活排水による水質汚染やゴミの投棄、マナーの悪い観光客や釣りによる被害など、サンゴ礁をたくさん殺してきたのは人間だという事を、今一度肝に銘じなければならないのです。
あまり知られていませんが、サンゴは人間が快適な生活をする上で、重要な役割を果たしてくれています。
先ほどサンゴは動物と説明しましたが、植物と同じように二酸化炭素を吸収して酸素を作り出しています。
また、サンゴ礁には天然の防波堤としての役割のほか、海を浄化する働きもあります。
ほかの生き物にも影響を与えており、海の中の生物や環境だけではなく、私たちが住む地球にも大きな役割を果たしてくれているのです。
小浜島をもっと楽しむ!
おすすめアクティビティ
小浜島の魅力は海だけではありません!小浜島の大自然を満喫できるおすすめアクティビティをご紹介します!
小浜島SUP(サップ)ツアー
小浜島でのSUPは、透明度抜群の海上をゆったりクルージングできるのが魅力。一見難しそうですが、安定しているので初心者でもすぐにスイスイ進めるように♪
水上からサンゴ礁や熱帯魚を眺めながら、初心者でも安心して楽しめます。
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小浜島SUPについて詳しく↓
小浜島カヤックツアー
小浜島のカヤック体験は、マングローブや穏やかな海をのんびり巡れるのが魅力。自然に包まれながら、非日常の癒し時間を楽しめます。
カヤックは2人乗りも可能なのでお子様と一緒に体験もできますよ!
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小浜島カヌー(カヤック)について詳しく↓
小浜島釣り(フィッシング)ツアー
小浜島周辺海域には、400種類もの魚が存在すると言われています。大物を狙いましょう☆
その日のベストポイントを厳選してガイドがご案内!エサの付け方から全てサポートするので、釣り初心者でも楽しく釣る事ができます。
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小浜島釣りについてもっと詳しく↓
小浜島ナイトツアー
小浜島に宿泊する方の特権、昼間とはまた違った生き物が息づく小浜島の夜の冒険に出かけましょう!
夜のジャングルをガイドの案内で進み、島ならではの満点の星空の下、亜熱帯特有の動植物を観察します。
12月下旬~6月中旬ごろには本州では見られない南十字星が見えることも!
おすすめのナイトツアーはこちら↓

※移動時間込み、鑑賞時間約60分5,000円
まとめ
サンゴ礁とは切っても切れないつながりがある小浜島。こちらでご紹介したアクティビティ以外にも、いろいろな楽しみ方があります。
昔ながらののんびりした風景と、南国のリゾート気分を満喫できる『癒しの楽園』。
家族や仲間、恋人で、ぜひ小浜島へ行ってみませんか?
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