小浜島に自生する植物10選をご紹介!
目次
突然ですが、みなさんは小浜島へ行かれたことはありますか?
小浜島は、沖縄県八重山地方の離島でNHK朝ドラ「ちゅらさん」の舞台になったことでも有名です。海がものすごく綺麗に澄んでいて、言葉にならないほど美しいのはもちろんのこと、自然も豊かでまさに神秘的という言葉がぴったりの島なんです。
特に、小浜島には植物が多く存在しており、どれも特徴のある素晴らしいものです。
そこで今回は、小浜島の植物について詳しくご紹介いたします!植物好きの方や、小浜島に興味のある方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
小浜島の植物観察
小浜島の植物観察について、これから詳しくご紹介いたします。まずは、小浜島について見ていきましょう。
小浜島ってどんな島?
小浜島は、八重山諸島に属している島で、年間を通して気温の変化が少ない非常に過ごしやすい島です。平均気温は24℃で、夏の時期でも35℃を超えるような暑さになることがありません。
ただ、小浜島は雨が多く台風の通り道にもなることが多いので6~9月の時期には、観光に行かれる際は台風情報や旅行会社の運行状況に注意が必要です。
小浜島の人口は700人ほどで、地元の方はゆったりのんびりと島での生活を満喫しています。
八重山諸島と言えば大自然!
小浜島が属している八重山諸島は、綺麗な海もさることながら1番の特徴は広大な自然です。先ほどもご紹介させていただいた通り、小浜島や八重山諸島は年間を通して気温の変化が少なく、年中暖かい気候です。
また、台風の通り道ということもあり降雨量も多いので、暖かい気候と降雨量の多さで自然が多く広く存在しています。なかでも、八重山諸島では「マングローブ」などの珍しいものもあり、ここならではのマングローブを見ることもできます。
八重山諸島でよく見られるマングローブ3選
続いては、八重山諸島に生息しているマングローブについてご紹介いたします。主に、よく見られるマングローブを抜粋して3選ご覧いただきましょう。
オヒルギ
オヒルギは、高さ25mにもなるかなりの高木で春から夏にかけて花を咲かせます。大きさ3cmほどの花で、赤く分厚く真っ直ぐに生え、先端は櫛のように細かく裂けるのが特徴です。
赤く色づくことから、別名「アカバナヒルギ」という名も持ち合わせています。根っこはとてもしっかりと生え、人間が膝を曲げた姿に見えることから「膝根(しっこん)」と呼ばれています。オヒルギの根っこは、地中は酸素が薄く、地上に出てきた根っこで呼吸をするので「呼吸根(こきゅうこん)」と言います。
メヒルギ
メヒルギは、寒さに最も強いことで有名なマングローブです。その寒さに強いことから、八重山諸島だけでなく、広く分布しているのもメヒルギの特徴です。
日本一ポピュラーなマングローブといっても過言ではないでしょう。
高さは7mほどで、他のマングローブに比べて小さめの白色の花を咲かせ、開花時期は夏の初めです。根っこは、板を立てたような大きな形になることから「板根(ばんこん)」と呼ばれます。オヒルギとは違い、地上にある根っこで呼吸をする呼吸根ではなく、普通の気根です。
ヤエヤマヒルギ
主に、沖縄地方などで見られるマングローブの一種でこちらもメヒルギ同様にポピュラーなマングローブです。高さは10mほどで、マングローブの中では高木の部類に入ります。
開花時期は、春から夏にかけて白色の花を咲かせ、4つの萼片(がくへん)を有しているのが特徴です。
また、ヤエヤマヒルギといえば最も特徴的なのがタコ足のように生え揃った支柱根です。オヒルギ同様に、地上に露出している根っこで呼吸をする呼吸根で葉緑体も含まれており、光合成をすることでも知られています。水中に根っこが浸かっているときは、魚たちの隠れ家としても活躍しています。
マングローブが楽しめるカヌーツアーも!
そんな八重山諸島のマングローブですが、実はこれらを楽しむためのカヌーツアーも存在しており、思いっきり満喫できるようになっております!カヌーを漕ぎながら眺めるマングローブは、なかなか味わうことの出来ない貴重な経験ですので、ぜひ八重山諸島に行かれた際は体験してみてください!
八重山諸島でよく見られるその他植物10選
八重山諸島に生息しているマングローブについてご紹介させていただきましたが、八重山諸島にはマングローブだけでなく、数多くの植物が生息しています。そのなかから、八重山諸島でよく見られる植物10選についてご紹介いたします。
サトウキビ
サトウキビという名前は、みなさん1度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
砂糖の原料としても知られているサトウキビは、イネ科サトウキビ属の植物です。サトウキビは、温暖な気候の地域でよく育つため、沖縄地方や九州の南の方に多く生息しています。
また、台風などの被害が大きい地方に多く生息しているため、とても丈夫な植物です。
島バナナ
スーパーなどで見かけるような通常のバナナと島バナナの違いはご存知でしょうか?島バナナは、通常のバナナよりも半分ほどの小ぶりなサイズが特徴的です。
半分ほどのサイズだからこそ、甘みや旨みがとても凝縮されており、クリーミーな味わいです。島バナナの栽培には、広大な土地が必要で台風などの被害にとても弱いので栽培がとても難しいことでも知られています。
ガジュマル
ガジュマルは、かわいらしい名前が印象的な人気の高い観葉植物で、沖縄地方などでは「キジムナー」という精霊が宿る植物としても知られています。温暖で日光の多い地域に多く生息しており、植物の中でもかなり栽培のしやすい部類に入ります。
根っこは支柱根で、地上に露出している根っこから呼吸をしています。ガジュマルは種類も多く、葉の形などで見分けられています。
アコウ
アコウは、高さ20mほどの高木で、岩などに張り付いたりします。
葉っぱは分厚く楕円形で、先ほどご紹介したガジュマルにとても似ています。さらに大きな特徴として、年に1度葉っぱが全て生え変わる時期があり、全く葉っぱが付いていない状態を見ることができます。
サガリバナ
サガリバナは、他の植物とは違ったとても大きな特徴があります。実は、夏の夜にだけ花を咲かせ、そのまま散ってしまうというなんとも切ない植物なんです。
4枚の白い花が特徴的で、別名「サワフジ」とも呼ばれています。10mほどの高さで、枝からは1mほどの花序が垂れており、そこに花を咲かせることからサガリバナと呼ばれています。
アダン
アダンは、タコ足のような根っこがあり「タコノキ」という植物と見間違えられることもしばしば。アダンの果実は、ヤシガニの大好物でよく食べられています。
また、アダンはそれで作られた筆などもあるなど他にはない特徴を持っています。
クワズイモ
クワズイモは、サトイモ科クワズイモ属の植物です。
葉っぱが大きいのが特徴で、かなり大きなものだと人間がまるまるすっぽり入って傘にできてしまうほどなのだとか。観葉植物としても有名で、育てている方も多くいらっしゃいます。
モダマ
モダマは、温暖な気候の地域に生息している植物です。
モダマには、形や大きさによっていろいろな種類に分類されているのが特徴です。なかでも「コウジュモダマ」と呼ばれるものは、最も美しいモダマとして知られており、重宝されています。
ヒカゲヘゴ
ヒカゲヘゴはシダに分類される植物で、日本では最大級のシダの仲間です。
高さは15mほどで、葉っぱだけでも2m以上にもなるのだとか。ヒカゲヘゴは、葉っぱが葉柄部分からゼンマイのように渦巻いて伸びるのが特徴です。
ギランイヌビワ
ギランイヌビワは、谷沿いなどの低い場所に多く生息している植物です。
根っこは板根で、とても大きく成長するのが特徴です。葉っぱは20cmほどで、果実のような花を咲かせるのもギランイヌビワならではです。
植物観察ならジャングルナイトツアー
さて、ここまでたくさんの植物をご紹介いたしましたが、植物を実際に観察してみたい!という方はジャングルナイトツアーに行ってみるのがおすすめです。
さまざまな植物に触れることができますし、自然が好きな方ならぜひとも体験していただきたいツアーのひとつです。
ナイトツアーは石垣島でも楽しめる!
夜にツアーを楽しむナイトツアーを体験されるのであれば、石垣島で参加申込をしましょう!夜のジャングルは、なんとも言えない神秘的な光景を目にすることができます。
自然が好きな方や、一風変わったツアーに行ってみたいという方は体験することをおすすめします。どれも日常では経験できない素晴らしいものなので、思い出に残ること間違いなしでしょう。
まとめ
今回は、小浜島についてや八重山諸島のマングローブ、植物などのご紹介をいたしました。
小浜島は、綺麗な海と広大な自然が特徴で、八重山諸島では大自然と植物の多さなどが特徴でした。八重山諸島には、本土では見ることの出来ない植物も多く生息しており、自然が好きな方にとっては、間違いなく楽しめる場所だといえるでしょう。
今回ご紹介させていただいた情報が、小浜島へ行くきっかけになれば幸いです。最後までご覧頂きありがとうございました。