小浜島の観光名所・穴場スポット11選
目次
小浜島とは?
みなさんは小浜島をご存知でしょうか。小浜島は沖縄にあり、2001年にNHK連続テレビ小説『ちゅらさん』で舞台になったことをきっかけに有名になりました。
ビルのような建物がなく自然豊かな島であり、その豊かな自然を楽しむために多くの観光客がこの島に訪れます。場所は、石垣島と西表島の真ん中に位置する小さな島で、1年間の観光客は2017年だけでも約18万人が訪れ多くの観光客が小浜島観光を楽しんでいます。
一年間に訪れる観光客の数は、沖縄県にある小さい島の中では竹富島に次ぐ2番目の多さです。それほど小浜島は観光客に人気がある島なのです。小浜島に行くためには、最低でも2回は乗り換えが必要になります。多くの観光客は、沖縄本島までの便・本島から石垣島までの便・石垣島から小浜島までのフェリーを使用します。乗り換えが多い場所にあるにも関わらずこの島に観光客が訪れるのは、小浜島に数多くの穴場スポットがあるからです。
ここでは、人気の小浜島で訪れたい穴場スポット11選をご紹介していきます。
小浜島観光・穴場スポット11選
小浜港
小浜島に訪れた人が必ず通る場所、それがこの「小浜港」です。この島には、空港がありません。
そのため、小浜島に行くには石垣島から高速船かフェリーに乗る必要があります。そして、船が到着する場所がこの小浜港です。この港の中には、小さなお土産屋さんと売店があり賑わっています。売店で売られているアイスクリームが美味しいので、ぜひ食べてみてください。
港からはホテルへの送迎バスも出ており、近くにはレンタカーやレンタサイクルもあるためこの島の中心の場所と言えます。小浜島の住人も利用する生活港湾になっており、ローカルな雰囲気がとても魅力的です。この港から小浜島の旅がスタートしますので、小浜島の観光には欠かせない場所になります。
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小浜集落
出典:waskaz
島の中心地にあるのが、多くの住民が住んでいる「小浜集落」です。もちろん、都会にあるようなマンションやコンビ二が立ち並ぶ場所ではありません。
ここにあるのは、沖縄らしさを感じさせる民家です。どの家を見渡しても赤煉瓦が並び、コンクリートの塀にはシーサーが並んでいます。この集落の最大の魅力は、箱庭のような集落のサイズ感でしょう。この小さな集落の中に駐在所・診療所・郵便局・ガソリンスタンドなどの生活に必要な施設が、集まっているのが特徴です。都会であれば様々な場所に飲食店やスーパーマーケットが点在していますが、この島では重要な施設がそこにしかないので、島の人々から大切にされています。
また、見渡す限り赤煉瓦の民家が並んでいて、日常では感じられないノスタルジックな雰囲気を感じられます。赤煉瓦の屋根や沖縄を感じる風景は、どこを切り取っても絵になるので写真撮影や散策にぴったりの場所です。
また、民泊を受け入れている民家もありますので、宿泊地として小浜集落を選ぶ人も増えています。小浜島のライフライン施設が揃いノスタルジックな雰囲気が漂うこの集落は、本土から訪れた人にとってまさに穴場の観光スポットです。
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こはぐら荘
「こはぐら荘」は、小浜島の中でも有名な観光名所の一つです。外見はただの民家で、実際に人が住んでいます。
普通の民家が観光スポットになったのは、2001年にNHKの連続テレビ小説『ちゅらさん』で、主人公の生家として使われた場所だからです。ロケ地となった理由の一つに、家の入り口にある「ひんぷん」と呼ばれる目隠しのような魔除けの壁が立派だったからと言われています。この魔除けの壁に使用されている石は、小浜島で採掘された石で100年ほどの歴史があります。
観光スポットとして人気ですが、残念ながら人が住んでいるので家の中には入れません。外から見るだけですが、サクッと回れる穴場スポットです。小浜港から車で5分とアクセスしやすい場所にありますが、駐車場はありませんのでツアーで訪れるか周辺の駐車場を利用しましょう。
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節さだめの石
出典:やえやまなび
小浜集落のはずれにあるのが「節さだめの石」です。「節」つまり、時間を決める石という意味です。
昔、農業をしていた小浜島の住民が、石の穴と星の方角から農作物を作る時期を決めていたと言われています。1972年に史跡となり、今では観光に訪れた人が気がつかないほどに風景にとけ込んでいる場所です。
石には干支の方角に小さな穴が空けられており、石に竿を立てて星の観測をしていたと伝えられています。星の観測は、航海に利用され島の人の重要な場所でした。今でもこの石は、あまり道標がない小浜島で道の目印にしている人もいます。
また、二つのシュガーロードの分岐点になっているので、小浜島観光地巡りの場所として気軽に立ち寄れる場所でしょう。
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シュガーロード
「シュガーロード」は、直訳すると「砂糖の道」です。もちろん、お菓子の砂糖ではなく沖縄の名産物であるサトウキビ畑の道という意味です。
辺り一面サトウキビ畑が広がっており、その真ん中にまっすぐの一本の道が続いています。このシュガーロードは「こはぐら荘」同様に『ちゅらさん』でもロケ地として使われている場所です。この場所の魅力は、他では体験できない一本道が続く道路と空とのコントラストです。ドラマでは通学路として使われていた場所なので、印象に残っている人も多いのではないでしょうか?
もし晴れていれば、遠くまで見渡せるシュガーロードとサトウキビ畑の美しい緑の景色に映える空の青さを楽しめるでしょう。また、牛が放牧されている場所もありますので、のんびりとした島の雰囲気を感じられる場所です。
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細崎海岸
この海岸の読み方は「ほそさきかいがん」ではなく、「くばざきかいがん」と読みます。島の南西端にあり、島の尖った半島部分にある海岸です。
近くには「細崎集落」や「海人公園」もあり観光地巡りに組み込みやすいでしょう。この海岸は、地元の人も多く訪れる海岸で綺麗な浜辺と海が魅力です。
もし、レンタサイクルで島を巡る場合は、道のアップダウンが多いので注意しましょう。また、この辺りではSUPツアーも開催されています。夕日が眺められるサンセットSUPは、人気のアクティビティです。細崎海岸に訪れたら、SUPを体験してみるのもよいでしょう。
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海人公園
出典:やえやまなび
この「海人公園」は細崎海岸のそばにあり、公園に訪れるとすぐに目につくのがマンタの展望台です。展望台から西表島が見えますが、西表島の手前は巨大なマンタが回遊する「マンタウェイ」と呼ばれるヨナラ水道があるので、海人公園の屋根はマンタになっています。
この公園の魅力は、目の前に広がる綺麗な海です。小さな島の公園ですが、遊具が揃っていて整備されていますのでとても綺麗です。芝生でピクニックをしたり、家族で公園の遊具を使って遊んだりできますので、のんびりとした時間が過ごせます。また、絶景やマンタの屋根の展望台は、インスタ映えのスポットとしてよいでしょう。
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石長田海岸マングローブ
この「石長田海岸マングローブ」は、島の西側に広がるマングローブの海岸です。
小浜島では珍しい亜熱帯のマングローブ林が観察できる場所で、干潮時にマングローブ林の近くまで降りられます。干潮時は、泥の中からカニや貝が顔を出すので自然観察にぴったりの場所です。景色も素晴らしく、大きな干潟に小さい木々が集まってマングローブの集合体をなしているのが、とても美しいと感じるでしょう。
また、マングローブが生い茂っている場所は、満潮時は歩くのが難しい場所となっています。しかし、少し南側に行けばビーチのような砂地が広がっているので、満潮時はそこを散策するとよいでしょう。カヤックや自然体験ツアーもありますので、ツアーを利用することで、さらにマングローブ林を楽しめます。
⇒石長田海岸(いしなーたかいがん)の詳細はこちら
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大岳
出典:やえやまなび
読み方は「うふだき」と読みます。標高は99.8mで、この場所からは島全体だけでなく周りの列島も見渡せます。
山頂まで散策すれば「大岳展望台」があり、この島全体とそれを囲む海、そしてその周りの島々をパノラマで眺められるのが最大の魅力です。都会暮らしの人は、この大岳から手付かずの大自然を感じられるでしょう。ブルーのグラデーションが美しい海と緑豊かな集落のコントラストを体感できる場所なので、おすすめです。
また、ここからのサンセット鑑賞は抜群と言われていますので、夕方に訪れても素晴らしい景色が見られます。トイレや駐車場もありますので、安心して観光できる場所です。
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トゥマールビーチ
出典:やえやまなび
小浜港から一番近いビーチがこの「トゥマールビーチ」です。このビーチは遠浅なので、水着に着替えなくても浅瀬で遊べます。
大人には物足りないかも知れませんが、穏やかな浅瀬は小さなお子様も楽しめるでしょう。気軽に訪れても、シュノーケリングやビーチ散策などを楽しめる穴場スポットとして、人気があります。
このビーチの魅力の一つは、港からのアクセスが便利なことです。小浜島に到着してすぐにビーチに訪れたい人にぴったりの場所です。小浜港から徒歩で行けるので、帰りは浜辺で海を眺めフェリーの到着を待ちながらのんびりと、小浜島での思い出を振り返ってみてもよいでしょう。
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アカヤ崎
出典:memoranda
「アカヤ崎」は島の北西部に位置しており「ちゅらさん展望台」の近くにあります。ドラマのロケ地として人気の場所で、展望台にあるロケ地案内の看板で記念撮影ができます。
展望台までの道のりは、平坦な道のりではありませんのでサンダルで訪れるのはおすすめしません。展望台からは「石長田マングローブ」や南半島の「細崎」を見渡すことができ、アヤカ崎のマングローブ林では干潮時にカニが姿を現す穴場スポットとして人気です。
アヤカ崎周辺には、自然を体験できる観光スポットが多く小浜島の大自然を一度に楽しめる場所になっています。舗装されていない砂利道や道端の緑を眺めながら、のんびりと散策できる場所です。小浜島の自然をゆっくりと楽しみたい人に、ぴったりの場所です。
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小浜島をレンタサイクルで観光しよう!
小浜島の穴場スポット巡りに便利な、レンタサイクルを利用してみてはいかがでしょうか?路線バスやタクシーがない島は、観光にレンタカーやレンタルバイクを使用するのが主流です。
小浜島は、こじんまりとしたのどかな島なのでレンタサイクルがおすすめです。レンタサイクルには、電動アシスト自転車もありますので坂道が多い小浜島でも、快適なサイクリングを楽しめるでしょう。小浜港の近くにいくつかレンタサイクルのお店がありますので、料金システムやレンタルしている自転車の種類によって選べます。島に訪れる前にHPなどで情報を調べておくと、スムーズにレンタルできます。お店によっては、手作りの地図をもらえたりホテルまで送迎してくれるサービスがありますので、ぜひ利用してみてください。小浜島で自転車を走らせれば、沖縄の風を感じる特別な観光ができるでしょう。また、ツアーでサイクリングをして観光を楽しめる体験もありますので、観光案内付きのレンタサイクルとして利用する人もいます。
小浜島の穴場スポットを楽しめるおすすめアクティビティ
穴場スポットを観光するだけじゃ物足りない人には、アクティビティがおすすめです。
小浜島には、SUP・カヌー・釣り・シュノーケリング・ダイビング・サンセットクルーズ・マリンスポーツ・自然散策ツアー・ヨガなど様々なアクティビティがあります。小浜港の前には、ツアーデスクもあり当日の申し込みも可能ですが、繁忙期や人気のアクティビティは旅行前に予約する方がよいでしょう。
干潮時にだけ現れるサンゴでできた無人島「バラス島」にボートで訪れるツアーは、小浜島から20分で到着しますので、穴場スポットとして楽しめます。絶景を楽しめる島で、元気なサンゴ礁やカラフルな熱帯魚が観察できるシュノーケリングも人気です。穴場スポットをより楽しい思い出にしてくれるツアーを利用して、素晴らしい体験をしてみてください。
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小浜島ツアーズ
まとめ
いかがでしたか?今回は小浜島の観光名所や穴場スポットを紹介しました。
小浜島旅行中に時間がある方は、ぜひ穴場スポットに立ち寄ってみてください。穴場スポットでは、こじんまりとした美しい小浜島の素晴らしさをより深く感じられるでしょう。
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