小浜島で買い物はできるの?離島のスーパー・コンビニ事情を解説します!!
目次
小浜島にスーパーはある?
「○○を持ってくるのを忘れた!」旅行先でたまに起こってしまうトラブルの1つである、忘れ物。
このトラブル、日本の本土であればお店までちょっと移動するだけでほぼ解決できますが、「小浜島」のような離島では、そのような行動が難しいでしょう。
沖縄県八重山郡竹富町の離島・小浜島には、スーパーもコンビニもありません。商店はありますが、店舗数は少なく商品数も限られます。
そこで今回は、旅行で訪れた小浜島で忘れ物が見つかった場合の対処法や、小浜島のスーパーなどについてご紹介させていただきます。
小浜島とは
小浜島は、周囲たったの約16km、約500人の島民が住む、のどかで小さな島です。八重山諸島のほぼ中央に位置しているため、「八重山のへそ」とも言われています。
この島は、2001年に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台だったことから、ご存知の方も多いかもしれません。物語を通して映し出された美しい海や景色、三線の音色や踊り、民謡は、その風景に馴染みのない県外の人にとって、まるで楽園のような印象を与えました。
さて、そんな小浜島は、年間約15万~20万人が訪れる大人気の観光スポットです。気温は南国らしく年間通して温かく、真冬の時期でも15℃を下ることは、ほとんどありません。過ごしやすい気候に加えて、島のあちこちに残る沖縄の古き良き風景や美しい自然は、全国各地から訪れる観光客に癒しを与えてくれます。
例えば、標高99mの大岳(うふだき)は、町の名勝に指定された島内最高峰の地です。展望台からは、島と島を囲む青い海、さらには西表島などの周辺の島々をも、360度の大パノラマで見渡すことができます。
人々が住む集落では、伝統的な赤瓦が使われた民家がいくつか残されています。赤い瓦の上にちょこんと乗るシーサーが可愛らしいですよ。
他にも、サトウキビ畑を1本の道が突っ切るシュガーロード、「コハマブルー」の海が広がるトゥマールビーチを始めとする美しい海岸、石長田(いしなーた)海岸に生息する日本本土では中々見られないマングローブ林など、この島でしか見ることができない景色は、一見の価値ありです。
また、景色だけでなく、代々受け継がれる文化も訪れる人々を惹きつけます。例えば、9月~11月の間に3日かけて催されるお祭りが、国から重要無形文化財に指定された結願祭(きつがんさい)です。お祭りでは、その年の豊作に対する感謝と来年の豊作祈願、そして島民の健康、除災招福をお祈りし、様々な民謡や獅子舞、狂言などが披露されます。この時は、島に里帰りしてきた人も集まってくるので、小さな島は賑やかに活気づきます。お祭りを通して得られる島民との触れ合いは、貴重な体験になること間違いありません。
島には、古くからの伝統や風景が大切に残されている一方で、若い世代を飽きさせない様々な最新アクティビティが充実しています。シュノーケリングやダイビングはもちろん、海上からの景色を楽しめるカヤックや釣り、干潮時にしか現れない幻の島への上陸など、1日では遊びきれない位です。
また、リゾート施設「はいむるぶし」や星野リゾートなどのホテルは、まるで海外にいるような気持ちにさせる豪華なデザインで、非日常的な雰囲気を味わうことができます。
このように、自然・暮らし・娯楽がぎゅっと魅力的に詰め込まれた小浜島という小さな島は、日常から解放されたい人、グループや家族、カップルで楽しみたい人、1人でゆったりと過ごしたい人など、多くの人々を魅了する、まさに南国の楽園なのです。
小浜島への行き方
小浜島には、残念ながら空港がありません。小浜島への移動方法は、石垣島の石垣港離島ターミナルから出ている高速船、またはフェリーのみです。
運航会社は「八重山観光フェリー」、「安栄観光」の2社があるので、自身の都合に合わせて船を選びましょう。目的地の小浜港までのだいたいの所要時間は、高速船の場合約25分、フェリーの場合約35分です。県外から来る場合は、沖縄那覇空港から石垣島石垣空港へ、直行便で移動します。フライト頻度は、1日13便ほどです。
それから、タクシーか路線バスを使って、石垣空港からおよそ14km離れた石垣港離島ターミナルに移動します。所要時間は、タクシーで約20分、路線バスで約40分掛かります。
小浜島に行くためには、いくつもの乗り継ぎが必要なので「長旅で大変そう」と思う人もいるかもしれません。しかし、「移動も旅の醍醐味」です。バスや船に乗って、目の前を流れていく沖縄の景色を楽しみましょう!
フェリーチケットは予約しておく!
フェリーチケットを事前購入しておくと、当日はQRコードを見せるだけで乗船できます。
チケット窓口で購入の列に並んでいて希望していた時間に乗れなかったり、少し早く起きて並ぶのは旅行時間がもったいないです。
旅行前には必ずフェリーチケットも購入しておきましょう!
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どうしても小浜島で必要なものがある場合
スーパーもコンビニもない小浜島に一度渡ってしまったら、石垣島に戻らない限り必要な物が買えないのかというと、必ずしもそうではありません。お店が少ない小浜島では、ホテルの売店がその役割を担ってくれます。
ホテルの売店がスーパー代わり
忘れ物や買い足したい物がある場合、まずはホテルの売店を覗いてみましょう。
例えば、島の南東側の海に面するリゾートホテル施設「はいぶるむし」の売店では、コンビニで入手できる商品が一通り揃えられています。お菓子やドリンク類を始め、日焼け止めや化粧品、救急グッズ、ベビー用品など、「旅行中に持っていないとちょっと困る」アイテムを手に入れることができます。
星野リゾートが経営する「リゾナーレ小浜島」の売店でも、滞在中に必要なアイテムや日用品が揃っているので安心です。このように、客室が多いホテルは利用客が困ることがないように品揃えを充実させているので、困ったときはホテルの売店に行くことをおすすめします!
必要なものは石垣島で買って行く!
旅行中に必須と考えるアイテムは、小浜島に渡る前の石垣島で買い物をしておくと、安心です。石垣島の南側、ちょうど石垣港離島ターミナルの周辺には、買い物できるスポットがたくさんあります。
スーパーやコンビニはもちろん、エディオンやTSUTAYA、西松屋など、さまざまなお店が存在しています。必要な物は石垣島でしっかり準備して、小浜島での滞在を満喫しましょう!
まとめ
今回は、小浜島の概要やスーパーについてご紹介させていただきました。買い物という点では、不便さが少し際立つ小浜島ですが、一度訪れてみればお店が充実していないからこそ、この風景を味わえるのだという魅力を感じることができます。
小浜島で困ることがないよう、次の3つを覚えておきましょう。
- 忘れ物が発生しないよう、しっかり旅行先でも必要な物を用意する
- 道中で忘れ物や買い足しが必要だと思ったら、石垣島で買い揃える
- 小浜島に渡った後に必要な物が出てきたら、ホテルの売店をチェックする
小浜島に滞在する最高の時間を、トラブル無く有意義に過ごせますように!にふぇーでーびる!(ありがとう!)
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